こんにちは、takeです。
先週より日本政府から緊急事態宣言が発令され、やっとこさ日本でもコロナに対する意識が高くなってきたように感じます。
私が住んでいる愛知県でも独自の緊急事態宣言が出され、名古屋の中心地である名古屋駅や栄といったところでは人数がかなり少なくなったとの報道もされています。
そしてついには全国的に緊急事態宣言が出されましたね。
さて今回はそんな新型コロナウイルスに対するベトナム人の行動について取り上げたいと思います。
ベトナムでは日本より一足も二足も早く、いろいろな対策が発令され、そしてその対策というのはただまだ強化されていく方向に進んでいます。
そういった政策がされる中ベトナム人がどのような行動をしたのか、どういった考えを持っているのか、私が感じたことを記事にしていきます。
ベトナム都市部での政策
ベトナムでは外出の規制を始めとして、移動制限などさまざまな政策が出されています。
外出時にはマスクの着用を義務化して、もし着用していない場合には罰金の措置もある程です。
街には警察官が見回りをしており、違反している人がいないかを確認し、取り締まる。嫌でもルールを守らなければならない状況を作っています。
日本の自粛を要請するという言葉だけとは大きく異なりますね。
街中からは人が大きく減り、バイクで埋め尽くされた道はなくなり、過密な道路状況はなくなっているそうです。
妻の実家の地域(田舎地域)の実情
私の妻の実家はクアンビン省でして、ハノイやホーチミンといった都市とは大きく異なりかなり田舎です。
その地域では感染者は出ていないそうで、コロナウイルスが蔓延するといった状況とは程遠い状態です。
ではそんな比較的安全とも言えるこの地域に住む人々はどんな生活を送っているのでしょうか。
妻から聞いた話をお伝えします。
まず、生鮮食品を扱う市場はどこも閉まっているそうです。そのため食料の調達が少し大変になっていると言っていました。幸いにもお義父さんが漁師ということで、自ら食料(魚)を調達することができるらしく、魚を獲っては自分の家族だけでなく、ご近所さんにも配っているそうです。
学校もテト休暇からずっと休みということで、子供から大人まで外出の自粛も進んでいます。
コロナウイルスの感染者が出ていないにもかかわらず、ここまで徹底して自粛の動きが見られるのは驚きました。
日本ですと、食料品や生活必需品を扱うスーパーやコンビニなどは営業を自粛してはいけないと言われております。ベトナムと日本を比べると全くと言ってもいいほどに異なりますね。
この件に関して、私は日本の政策を批判するつもりはありません。私たちが生きるため、日本が潰れないため、簡単に閉めることはできないというのは理解できます。
そんな中、医療従事者やスーパーやコンビニで働く人などには本当に感謝しかありません。
日本に住むベトナム人の行動
ここまでは都市部から田舎地域にわたってどのような政策が取られ、実際にどういった行動をしているかをお伝えしました。
次に紹介するのは、日本に住むベトナム人の行動についてです。
紹介と言っても私の周りにいる留学生についてのお話です。一例に過ぎないので今回の内容が全ての留学生に当てはまるというわけではありません。しかしながら、あまりにおかしな部分があったので今回記事として紹介しようと思います。
2月中旬
この頃は日本国内への感染者が出始めた頃です。
政府の水際対策の甘さが結果として出てきたところですね。
ベトナム人はこの日本の対策の甘さを知り、ベトナムに帰ると言う人がかなり多くいました。
「日本は頭がおかしい」などと言われる始末でした。
確かにこの頃、いやそれ以前から水際対策を始めとして危機感が無さすぎることが多かったと思います。
確かにベトナムと比べたら、天と地の差があるほどに甘かったので、正直そう言われても仕方がないかなと思います。
4月(現在)
2月から3月、そして4月となってベトナムのコロナ対策はますます強化されていきました。
あっという間にベトジェットエアとベトナムエアラインの便は減便、停止となり、ベトナムに帰ることすらままならない状況になってきました。
日本でも緊急事態宣言ということで、不要不急の外出をしないこと、3蜜の状況を作らないことが強く求められています。
そんな中ベトナム人の行動はというと、バイト先でパーティを開きましょうとの事です、、、。
これは妻の友人の話です。実際には妻も誘われたものになります。
飲食店のバイト先は緊急事態宣言が出され、3月からほとんどいなかったということもあり、しばらくお店を閉店することにしたのです。
そのため、お店を使ってパーティをしようという流れになります。
!!??
あまりにもおかしなことではないでしょうか。
2月中旬、あれほど日本人の甘い考えを批判していたベトナム人が、コロナウイルスが蔓延し始めた日本でパーティをする。
日本政府が緊急事態宣言を出したにも関わらず、大人数で集まり、飲食店という密閉空間で、談笑する、あまりにおかしな話です。
妻は私に「パーティに行ってもいいですか?」と聞きます。
もちろんNOです。
2ヶ月前、妻は「日本はコロナで危ないから、ベトナムに帰りたい」と言っていました。まもなく婚姻届を提出するというそのタイミングにです。
それにもかかわらず、この発言には驚きました。
妻は私が説得をして行くことを何とか辞めさせましたが、どこか不満の表情でした。
友人はというと、Facebookにパーティの様子を挙げるなど、今のベトナムで行ったら炎上しかねない情景だったと思われます。
ベトナム人の国民性とは
今回の件で分かったことがあります。
ベトナム人の行動というのは、周りに流されているだけということです。
ベトナムは社会主義国ということもあり、政府が右を向けといえば全国民が右を向くのです。そういったことが幸をそうした結果が感染者が少ない状態を作っているのでしょう。
当初、これはベトナム人が危機意識を高く持ってすぐに行動に移せるという、素晴らしい国民性なのかと思っていました。
しかし、日本に住むベトナム人の行動を見て分かりました。彼らの行動には自分の意思が欠如していたのです。行動はすべて周りに流されていくだけなのです。
それが故にコロナが蔓延した日本において、集団でパーティを開くという考えに至ったのでしょう。
さいごに
ベトナム人を批判しているような記事になりました。
気分害される方がいましたら申し訳ありません。
繰り返しにはなりますが、あくまで一例にすぎません。しっかりと自分の考えを持って行動するベトナム人も必ずいるので、その点は勘違いされないようにお願いします。
周りに流されやすいといえば、日本人も優柔不断な民族なので同じようなことがいるとも思います。
しかし、ここまであからさまに矛盾した行動をしているのは稀ではないでしょうか。
Facebookに流れる情報は嘘か本当か分からないことがたくさんあります。しかし、ベトナム人は全てを信じて、それをみんなで共有し、そしてそれに倣って行動する。
妻が典型的なこのパターンなのである程度正しいかと思います。
コロナウイルスの収束の見通しはまだまだ見えていません。これ以上感染者の増加を加速させないためにも、私も行動には十分に気をつけたいと思います。
みなさんもお気をつけて行動してくだい。
ではでは🇻🇳