ベトナム人彼女との生活

ベトナム人と付き合うようになって経験したことを発信していきます

家族を大切にするベトナム文化とは

こんにちは、takeです。

 

ベトナム人ってどんな人?

そんな質問される時、私が必ず話すことの一つとして「ベトナム人は家族をとても大切にするんだよ」といったことを挙げます。

大切にするというのは、具体的な行動として頻繁に電話をすることや仕送りをする、そのような行動を例に挙げます。

また家族を大切にすると言いますが、親戚との繋がりも非常に強く、叔父、叔母、従兄弟というところまでが大切にする家族の対象なので、そんな話を日本人が聞くと驚く方も多いです。

 

そんな背景があるベトナム人からすると、逆に日本人の家族、親戚の関係は冷たいとよく言われます。

日本では家族と言っても、よく連絡を取るのは両親、兄弟くらいまでが多いのではないでしょうか。

私自身も妻から事ある毎に「takeは家族に冷たいね」「お父さん、お母さんは冷たいね」なんて言われることがあります。

確かにベトナムの関係性と比べると、冷たいというかドライな関係性だよなぁと感じることがありました。

 

ですが、最近になって「家族を大切にする」って何なんだろうと考えることがありました。

そもそもベトナム人の考える「家族を大切にする」と日本人の考える「家族を大切にする」って、全然意味が違うよなと思ったのです。

 

前置きが長くなりましたが、今回は「家族を大切にする」ことに関して私の考えをまとめていきたいと思います。

 

ベトナム人の家族を大切にするとは

前置きでも挙げましたが、私が思う「ベトナム人の家族を大切にする行動」は以下の3つです。

・頻繁に電話をする

・仕送りをする

・親戚との繋がりが強い

 

まず頻繁に電話をすることについて。

ベトナム人はほぼ毎日電話をする人が多い印象です。ちなみに私の妻は平均すると週4、5回くらいです。

電話をする先はほとんどが両親と弟です。

月に何度かは従兄弟や叔父叔母といった人とも電話をしています。

電話をするといっても特に用事があるわけではないので、いつも他愛もない話をしているみたいです。

 

次に仕送りをすることに関して。

これはベトナムの文化そのものです。

子供が働くようになったら、親へ仕送りをするのが当たり前なのです。

日本ではたくさんのベトナム人留学生や技能実習生がいますが、そのほとんどが両親へ仕送りをしています。

仕送りに留まらず、日本で稼いだお金で両親に家を建ててあげるなんてこともあるみたいです。

 

最後に親戚との繋がりが強いことについて。

親戚というと、両親の家族つまり祖父母や叔父や叔母、そしていとこといったところまでありますね。

ではどういったところに繋がりの強さを感じるかというと、先に述べたこととかぶりますが、よく電話をすることです。

妻もたくさんのいとこと電話してます。

私が把握しているいとこだけでも6人ほどいますが、妻が電話するいとこは他にもおり、どれだけ連絡を取るんだよと思ってます。

 

他に「お金を貸してくれ」「お金を送ってくれ」との連絡がきます。

ベトナム人のお金の貸し借りは友達間でもよくある話ですが、親戚間の貸し借りは一味違います。お金を持ってる人が持ってない人に送ることが当たり前というような空気があるのです。そのため親戚家族と比較してお金を持っているとなると、頻繁に連絡が来るわけです。

親戚も大切な家族だからお金を送る(助けてあげる)のは普通だよといった考えが根底にあります。

日本でも状況によっては金銭関係の援助はあると思います。しかしベトナムでは、その援助に至るまでのハードルが非常に低く、年に数回お金を貸してくれという話が回ってくる原因だと思っています。

 

以上が私が思う「ベトナム人が家族を大切にする」が故にベトナム人が行っていることです。

あくまで個人的実体験にもとづいた見解です。

 

日本人の家族を大切にするとは

日本人のといいますか、私が両親、兄弟等との関係性から考えていきたいと思います。

 

まず一番身近である両親からは大切にされているというか、よく気にかけてもらってると日々感じています。

 

とりあえず困ったら母に連絡するのが我が家の第一の行動です。

困ったらというのは千差万別で、育児や家事の相談、私や妻のため役所に巡ってもらったり、妻や息子を病院へ連れてってもらったり、物理的な距離が近いこともありこのような手助けはよく受けています。

 

大切にするというかお互いに気にかけているという面では、両親の誕生日や父の日や母の日といったイベントごとがあれば、子から親へ贈り物をすることもあり、逆に結婚や出産などがあれば親、兄弟、親戚からお祝いを頂くことだって普通にあります。

 

簡単に例を挙げてみましたが、考えてみると日本の家族(私の家族)もお互いに大切にし合ってるんじゃないかと思いませんか?

 

ですが、妻からは度々takeの家族は冷たいねと言われる始末です。

 

日本とベトナムの考え方の違い

要するに日本とベトナムでは家族を大切にするということの考え方が違うのだなと思います。

 

私は先にあげた家族との関係性で冷たいと感じることはありませんので、妻とは考え方の基準が異なるのだという結論です。

 

妻の基準は何かは分かりませんが、ベトナム人の考える家族を大切にすることは、日本人のそれとは異なります。

このようなことはお互いに理解をしようとするのではなく、日本は日本、ベトナムはベトナムと割り切っておくのが真っ当なのかもしれません。

 

親戚との付き合い

ただ親戚関係で言えることとしては、私は父方の従兄弟、叔父叔母とは付き合いがほとんどありません。

対して妻はどこの親戚とも付き合いがあるようです。

子供の頃はよく遊んでいたなんて話も聞くので、大人になってからそれこそ結婚してから久しぶりに連絡をとっては話に花を咲かせることもあります。

 

ですが、この親戚関係はあまりいいものではないなと私は感じています。

 

私の場合、幼少期の頃こそお正月等で父方の親戚での集まりがありましたが、父方の祖父母が亡くなってからはだんだんと疎遠になっていきました。

疎遠であるがゆえ、今となってはどこで何をしてるかも聞かないと分かりませんし、私が結婚したことについても私から連絡をするようなことは一切ありません。

 

妻の場合はしばらく4、5年と全く連絡を取っていない親戚から突如連絡が来ることがあります。それは結婚おめでとうのような挨拶もあれば、ちょっと交通事故にあってお金が欲しい、、みたいなこともありました。

 

ただ親戚同士仲良くやってるならなんら問題はありませんが、ときにお金絡みの連絡が来るので、親戚付き合いがあることは何でも良いことだとは個人的には思えません。

 

さいごに

終盤はベトナムの親戚付き合いは面倒臭いみたいな内容になりました。

家族を大切にしているからと言って、全てが気持ちのいい関係であるとは言えないのかなと思います。

また日本とベトナムでは考え方が違うので、一口に家族を大切にするとは○○だ、だから日本人は冷たい、と表現できるものでは無いということです。

 

ではでは🇻🇳

 

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