こんにちは、takeです。
ベトナムに赴任して初めての旧正月を迎えました。
ベトナムで旧正月は一年の中一番長い仕事が休みになる期間です。
私の会社では1/19~1/29が旧正月休みとなりまして、なんと11連休です。
この旧正月休みは全てのベトナム人が楽しみにしていると言っても過言ではないほどに重要でかつ楽しみなイベントです。
当然私の妻も非常に楽しみにしているイベントです。
妻の場合、ベトナムで旧正月を迎えるのは5年振りですので、それはそれは待ち遠しかったのだと思います。
そんな旧正月休みをどのように過ごしていたのかを今回はハイライトでまとめていきたいと思います。
仕事納めから妻の実家へ
仕事納めは1/18でして、その日のうちに妻の実家クアンビンヘ向かいました。
先日の記事でもお伝えしましたが、ちょっとリッチな寝台バスに乗ってクアンビンへ行きます。
翌日妻の実家に到着して、それから年明けまでの年末(1/21)までは衣料品がたくさん売ってる市場に買い物に行ったり、親戚の家に遊びに行ったりして過ごしました。
ベトナムでは新年には服を新調して新年の準備の1つとなっており、そのためか市場にはたくさんの人が集まってました。
また遊びに行きましたが、以外にも初めましての人ばかりではありません。親戚の中には、日本にいる頃に会ったことのある人もいれば、テレビ電話で話したことのある人もいて、初めましてじゃないパターンが思いのほか多かったです。
結婚した当初は妻がテレビ電話をしている時に、私も顔を出したりしてましてので、その甲斐ありといったところでしょうか。
しかしながら、私はまともにベトナム語会話ができるわけではないので、直接会っても簡単に挨拶をするくらいでそれ以上の会話はできません。
記憶によく残っていることの一つにバインチュン作りがあります。
バインチュン自体は日本にいる頃から食べたことがありましたが、実際に作っているところを見るのは初めてで見ていて楽しかったです。
バインチュンの作り方はまた別記事で紹介しようかなと思っています。
旧暦の2022年最後の日にはお墓参りに行きました。
妻の家庭はカトリックの信者なので、それに倣ったお墓参りをしてきました。
私も言われるがままにお参りを済ませ、無事妻のご先祖さまにも挨拶ができました。(たぶん(笑))
お墓には他にも多くの人がお参りに来ており、ベトナムでは年末にお参りすることが習わしなのかなと感じた場面です。
新年が明けてからの暮らし
旧正月の元日(1/22)からは新年の挨拶周りが始まります。
身だしなみを整えて家族揃って親戚の家に出掛けます。
妻の親戚は徒歩圏内に何件もありまして、元日の朝は歩いて親戚の家に訪問をします。
訪問先では食事をしたり、お菓子を食べたり酒を飲んでは談笑したりとこれがベトナムのお正月なのねと存分に味わいました。
ただ残念なことに私はベトナム語が分かりませんので、会話には参加できません。
出されるベトナムのお菓子は美味しくないですし、私はひまわりの種も食べなくて、さらにはお酒も飲めないという、なかなか楽しむ要素が少なくそこは辛いところでもありました。
やっぱり言葉が通じないと面白みがないなと改めて思いましたね。
お正月の2日目や3日目もだいたい同じような感じで毎日ワイワイガヤガヤと言った感じです。
友達の家に遊びに行ったり、妻の実家に来客があったりと色々なところに集まってはお酒を飲んだりお菓子を食べては談笑してといった風です。
妻は久しぶりのベトナムでの旧正月だったわけで、久し振りに会う友人も多く楽しかったと思いますが、だいぶ置いてけぼりな私はちょっと寂しかったりします(笑)。
辛い妻の実家生活
こんな感じで旧暦の年末年始を過ごしていましたが、実はけっこうしんどかったというのが正直な感想です。
旧正月休みの期間はかなりtwitterの方で愚痴らせて頂きまして、この辛さを紛らわしておりました。
ちなみに私のtwitterアカウントはこちらです。
↓
まず何よりも寒さが辛かったです。
妻の家は暑かろうが寒かろうが基本的に全開です(多少は閉まっている扉もありますが)。
そのため家の中でもかなり寒いです。
常にアウターを着ていないと寒く、家の中であろうと防寒具必須です。
スリッパもありませんので床からもダイレクトに冷たさがきます。
そして生活で欠かせない水(水道)は外にしかありませんので、寒かろうが雨が降っていようが、外に出て行かないと手を洗うこともできません。
そして極めつけはシャワーのお湯が出ないこと。
この寒さの中お湯が出ない。
そんな状況下でお風呂はどうしていたかと言うと、お湯を火で沸かしてポリバケツに貯めておき、そこからすくって使うシステムです。
これが本当にキツかった。
毎日寒さに震えながらのシャワー、風が強い日はシャワーする場所にも風が吹き込むのでそれまた地獄。
なんでこんな修行をしないといけないのかと、妻実家での生活は精神的にかなりやられましたね。
寝る時も毛布が一枚あるだけで、そこに私と妻と息子の3人。
どうしても寝ていると毛布が取られてしまうこともあるので、アウターを掛け布団代わりにして何とかしのぎました。
細かいことを言うと、普段は羽毛布団で軽くて温かい布団を使っているので、そういった違いも期間が長いとストレスに感じてしまいます。
実はトータル9日間も寝泊まりしておりまして、もう完全に発狂してました。
あと食事も限界でしたね。
ベトナムに住むようになって、ベトナム風食事の割合が多くなってましたが、普段は妻が作る味ですので、食で苦しいとまで思うことはありません。
ですが、妻の実家生活9日間はさすがにキツかった。
味が美味しくないとかではないのですが、連日食べたいと思えるほどでは無いと言った感じです(伝わるかな?)。
ベトナムでよく使われる調味料としてヌクマム(魚醤)がありますが、私は妻の実家で作られた味が苦手で、それも辛かったです。
あとは妻の実家で息子の面倒を見るがキツかったです。
目を離すとあっという間に外に出て行ってしまいますので、その都度追いかけっこです。
安全に遊ばせておく場所もありませんので、ずっと付きっきりとなります。
義両親や義弟が見てくれている時はフリーにはなりますが、その助けがあってもハノイの自宅との環境があまりに違いすぎて、ストレスは溜まる一方でした。
そんな妻実家生活を終えて、1/28(土)にハノイへ戻りゆっくり過ごして旧正月休みを終えました。
さいごに
初めての旧正月休みはなんというか疲れました。
楽しいこともいろいろとありましたが、トータルで考えると疲れたなという印象が強くあります。
妻に対しても「来年は3日くらいでいいかな」なんて伝えちゃうくらいです。
今回の旧正月休みでは初めて感じたこと、経験したことなどもたくさんあるので、そちらはまたブログで紹介していけたらなと思います。
ではでは
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