こんにちは、takeです。
最近、Twitterを見ているとベトナム語を勉強しようとする方やしている方を見かけることが多くなりました。
年初めということもあり、今年はベトナム語頑張るぞと意気込んでいる方が多いのかなと思っています。
私も意気込んでいる人の1人です。
いざ勉強するぞとなった時、学習者のみなさんは次のような疑問を持つことになります。
どうやって勉強をしようか。
どんなテキストを使おうか。
私も同じでした。
そして、私はいろいろと試しました。
勉強のやり方を考えたり、テキストもいくつか買いまして、理解しやすい分かりやすいテキストも見つかったりと、多少なりともベトナム語学習について収穫がありました。
そこで今までの経験をもとに、私流のベトナム語勉強方法紹介していきたいと思い今回の記事を作成しました。
具体的な方法の他に、なぜこんな勉強方法なのかについても記述するので、最後まで読んでみてください。
目標設定
勉強方法を紹介する前に、どのような学習者向けかについてお話します。
今回紹介するのは、ベトナム語を言語学として一から学びたい方向けの方法になります。
というのも、旅行者向けで会話を少し楽しむ程度のレベルであれば、複数の会話文(短文)をひたすら学ぶ(覚える)方が効率がいいと思います。
つまり文法学習は最低限にして、よく使う会話例を学習するということです。
私が紹介する方法はどちらかと言うと、学校教育に近いイメージでして、文法はもちろんですが、単語や発音等も並行して勉強していくというスタイルです。
勉強が苦手な方でも、こなせるような勉強方法ですので参考にして頂ければと思います。
使うテキスト
まずは使用するテキストを紹介します。
テキストはこちら。
「ベトナム語レッスン初級1」 五味正信 著
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ベトナム語レッスン初級(1) (マルチリンガルライブラリー) [ 五味政信 ] 価格:3,300円 |
このテキストについては下記ページでも紹介をしました。
他のテキストに比べて少しお値段は高いですが、値段に見合った内容だと私は思っています。
「ベトナム語レッスン初級」の構成
そろそろ勉強方法を紹介したいのですが、もう少し前置きをさせて下さい。
本テキストは1~12課で構成されており、各課は五つの要素があります。
例えば一課は「Tôi là người Nhật Bản .」というタイトルでして、いわゆる「 là 文」と呼ばれる最も基本となるベトナム語について学んでいきます。
また、五つの要素というのは以下になります。
①基本文型
②例文
③会話文
④新しい単語
⑤文法解説
内容の密度を割合で表すと
①基本文型 5%
②例文 10%
③会話文 15%
④新しい単語 20%
⑤文法解説 50%
こんなイメージです。
いかに文法解説に重きを置いているテキストであることが分かるかと思います。
勉強方法 第一段階
それでは本題の勉強方法を紹介します。
1)①基本文型 をノートに書き写す。
ベトナム語も日本語も両方書く。
2)②例文 をノートに書き写す。
ベトナム語も日本語も両方書く。
3)付属のCDを使い、リスニングしながら実際に発声練習をする(シャドーイング)。
※シャドーイング時には声調を意識する。
※声調、母音、子音についてはテキストの冒頭に記載されているので、そちらを参考にする。
ベトナム語の発音は一番難しいところでかつ重要です。しかしながら、発音を完璧にしてから次に進もうというのもかなり酷なので、日々シャドーイングを繰り返すことで少しずつ上達していくことが現実的な勉強法です。
4)⑤文法解説 を読む。☆最重要
→文法解説では、まず基本文型の解説が載っています。解説を読み基本文型の理解を深めましょう。
5)⑤文法解説 の内容について、覚えるべきことをノートにメモする。
→文法解説は詳しく書かれています。読むだけでは覚えきれないので、どんどんノートにメモをしていきましょう。
ここまでが第一段階の勉強方法です。
到達目標は①基本文型、②例文を理解する(日訳越訳ができる)ことです。
まずはこの流れで一通り(1~12課)進めていきます。
一回の学習にて1課分の 1)~ 5)ができれば十分です。
内容量や時間的に物足りない場合は③会話文を用いてシャドーイングしたり、④新しい単語を追加で覚えることをお勧めします。
次の課に進むのも一つの手段なのですが、このテキストの文法事項を2課分勉強するのはかなり大変だと思います。
工夫点
上記の勉強方法を提案した理由も合わせて紹介します。
1つ目、ノートにメモを取ること。
書くという行為は勉強をするにおいてすごく大事です。読むだけだと、読んだときは理解したつもりでも、なかなか記憶として定着しにくいです。
文字をノートに書くことには時間がかかります。しかし、これはデメリットではなく自然とその内容に対して注力できるというメリットがあります。また、ノートに書くことは、何が重要で何を覚えるべきなのかを考えメモを取るというプロセスを踏むことになります。すると、自然と同じ内容を繰り返し考えるようになるので、書くことは知識の定着に役に立つ行為といえます。
2つ目、覚える内容量を少なくする。
第一段階では①基本文型、②例文を理解することが目標です。
それ以上は求めません。つまり、③会話や④新しい単語についてはまだできなくてもいいのです。
初めての学習者であれば、①基本文型と②例文だけでも毎回のように新出単語が出てきます。加えて文法解説においても、例文の中でいろいろな単語が出てきます。学習初心者の場合、その量だけでもしっかり覚えるとなると大変でしょう。
3つ目、発音に縛られない学習。
ベトナム語は発音が非常に大切で、一番力を入れるべきとも言えます。このことはネットで調べていると誰もが口を揃えて言っています。
しかしベトナム語話者の人曰く、現在日本で発刊されている参考書において、発音の説明が十分なテキストはないと言われています。
これはテキストのレベルが低いという意味ではなく、ベトナム語の発音が難しすぎるということを意味しています。
そのため、いくらテキストを使って発音について勉強したとしても、完璧な発音はできません。
そんな背景もあり最初の段階では何となくシャドーイングで発音練習はするけど、レベルアップは次の段階の目標にしましょうというのが適当だと私は考えています。
さいごに
細かく勉強方法について記述しました。
次回は第二段階、もう少しじっくりと各課を勉強していく方法を紹介したいと思います。
もし勉強方法で迷われている方がいましたら、今回紹介した方法を試してみてください。
1回の勉強で1時間~1時間30分くらいが目安です。
まずは勉強時間を確保して、学習に励みましょう。
私もまだまだ未熟な学習者ですので、あまり大きなことを言える立場ではありません。ただ学習の入口の案内くらいはできると思ったので、今回の記事を作成しました。
何か質問等ありましたら、できる範囲内でお力になりたいと思うので遠慮なくお問い合わせください。
ではでは🇻🇳
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