ベトナム人彼女との生活

ベトナム人と付き合うようになって経験したことを発信していきます

年々増加するベトナム人

こんにちは、takeです。

今回は日本に在留する外国人について調査しました。

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今日、外国人が増加しているといったニュースを聞く方は多いのではないでしょうか。また、増加している理由として技能実習生という言葉を頻繁に聞くようになったのではないでしょうか。


私の場合、彼女がベトナム人留学生であり、また会社にはベトナム人技能実習生が働いており、比較的外国人を身近に感じることが多いです。
また名古屋市内の飲食店やコンビニに行くと、日本人より外国人の方が多いのではないかと感じるほどに外国人で溢れています。

では実際に数値データで見てみると、どれほど増えているのかが明確に分かるので、今回調査してみました。

在留外国人人数

調査には法務省のホームページに記載された資料を利用しました(平成31年3月22日発表)。
www.moj.go.jp

資料から情報を抜粋していきます。
平成30年末における在留外国人人数
1.在留外国人人数    273万1093人(前年比+6.6%)
2.国籍・地域別
(1)中国    764,720人(構成比28.0%)(前年比 +4.6%)
(2)韓国    449,634人(構成比16.5%)(前年比 -0.2%)
(3)ベトナム  330,835人(構成比12.1%)(前年比+26.1%)
(4)フィリピン 271,289人(構成比 9.9%)(前年比 +4.1%)
(5)ブラジル  201,865人(構成比 7.4%)(前年比 +5.5%)
(6)ネパール   88,951人(構成比 3.3%)(前年比+11.1%)
3.在留資格別
(1)永住者   771,568人(構成比28.3%)(前年比 +3.0%)
(2)留学    337,000人(構成比12.3%)(前年比 +8.2%)
(3)技能実習  328,360人(構成比12.0%)(前年比+19.7%)
4.都道府県別
(1)東京都   567,789人(構成比20.8%)(前年比 +5.6%)
(2)愛知県   260,952人(構成比 9.6%)(前年比 +7.4%)
(3)大阪府   239,113人(構成比 8.8%)(前年比 +4.7%)

みなさんはこの数値を見て何を感じますか。
また、初めて数値としてみる方には新鮮な部分もあるのではないでしょうか。

takeの見解

完全な私の個人的な見解をお伝えします。数値から読み取れることと、私個人の感覚で解説していきます。

まずは全体の人数についてです。
今の日本の人口はおよそ1億3000万人だと記憶しています。(調べたこところ1億2614万人でした)
そのうちの273万人が外国人つまり全人口の何%でしょうか。
約2%です。
この数値を見たときは驚きました。多いですね。10年前、20年前と比べると面白いかもしれませんが今回はなしで行きます。
最近は外国人が増えているなんて言葉にはしていますが、数字で見るとより実感がわいてきます。
ただこの2%というのは日本全体で見ての話です。では私の地元愛知県ではいかほどの数字が出るのでしょうか。
現在愛知県の人口は755万人です。外国人は26万人なので割合はというと
約29%です。→約3%
ちなみに東京都の人口は1393万人です。外国人は57万人なので割合は約4%です。 →東京都が割合においても一番多いです
愛知県の割合が多いのは想像はできていましたが、これほどとは思いませんでした。
計算間違いしてませんよね!? →計算間違いしています
愛知県が多いのにはいくつか理由が考えられます。
まずはTOYOTAです。
日本トップの自動車メーカーTOYOTAがある愛知県は自動車工業が盛んです。
豊田を中心に自動車関連会社が多数存在し、関連会社の工場にはたくさんの外国人労働者が働いています。
外国人労働者といってもいろいろの雇用形態があるわけですが、今話題なのが技能実習生ですね。
私の働く会社には技能実習生がいることは度々お伝えしていますが、従業員の約30%はベトナム人実習生です。
ほんの一例にすぎませんが、そういった会社は珍しくないのではないでしょうか。
在留資格別の項目を見て分かるように、技能実習の割合は前年に比べて約20%と他に比べて伸び率が抜きでています。
来年には留学生の割合を抜くのは確実ですね。
それほど現在の日本の会社は外国人の労働力に頼っているということです。

次に挙げられる点は日本人学校の存在です。この点においては都市部だからという理由が主だと思います。
この点は東京や大阪と変わらない状況でしょう。
愛知県には東京福祉大学名古屋キャンパスがあります。
先日ニュースでは、多数の留学生の所在が不明といったことが取り上げられました。
留学生について話をすると、名古屋からは岐阜や三重へのアクセスがいいこともあり、愛知県外の学校に通う留学生においても愛知県に住んでいるといったことも理由の一つとして挙げられます。
実際、アルバイト時代に知り合った留学生の半分は岐阜の大学に通っていました。

では私の見解の最後に忘れてはならない項目、国籍・地域別についてお話します。
現在の外国人の割合のトップは中国人です。
この順位はこれからも変わらないでしょう。そもそもこの世に中国人は約14億にいますし、距離も近いですから。
しかし韓国とベトナムの順位は今後変わっていくと思います。
まず伸び率が26%というのはすごいことです。伸び率に関しては上下があるにしろ右肩上がりなのはしばらく続くでしょう。
また、ベトナムへの日本企業の進出はさらに加速していき、これまで中国に進出していた流れが少しずつベトナムに流れてきています。
それに伴い日本とベトナムとの関係性はさらに向上していくでしょう。

また、先日下記のニュースを見ました。
www.nikkei.com

こちらは留学生の日本就職についてのニュースです。
2018年における日本企業への就職を目的として在留資格の変更した留学生が最多であったことを報じています。
国籍・地域別
(1)中国    10,886人
(2)ベトナム   5,244人
(3)ネパール   2,934人
(4)韓国     1,575人
中国が最多で、次いでベトナム、そしてネパールが三番目となっています。
記事によると、伸び率ではネパールが+44.8%で最も高いです。
この傾向を見るとベトナムの次に注目されるのはネパールかもしれませんね。
ネパールは在留外国人人数においても+11.1%とベトナムの次に伸びていることが分かります。

さいごに

私は根っからの理系人間でして、こういった数値のデータを見ることを楽しく感じます。
数字が苦手な方にとっては、こういった統計データを見ることは面白くないと感じるのでしょうか。

人によって数値の見方や感じ方は異なると思います。
そのため今回はtakeの見解ということでまとめました。
みなさんは今回のデータを見て何を感じたでしょうか?

ではでは🇻🇳

追記2020.01.12
愛知県における外国人の割合の計算結果が間違っていたので修正しました。
追記部分は赤字で表示しました。
ニュースで愛知県の外国人の話題が出ていて、そのときに間違いに気づきました。