こんにちは、takeです。
前回ベトナムハノイの自宅で起きた停電の話を書きました。
この停電ですが、実はベトナムの各地で発生しています。
特に今年は例年に比べても停電事情はひどく計画停電といった措置が取られております。
ベトナム在住の方はまさに今停電を実体験しているかと思います。
逆に日本在住者からすると計画停電?何か自然災害ても起きたの?と思う方もいるのではないでしょうか。
実際私もここに来てベトナムの停電が何なのか分かり始めたところなので、その情報を共有してみようと思います。
停電の原因
まずなぜ停電が起きるのか、その原因を説明します。
実は停電の原因は1つではありません。
複数の原因が積み重なって、計画停電という深刻な状況に陥っています。
1つ目は電気の需要過多です。
近年地球温暖化により、世界各地で平均気温が上がり、ときに観測史上最高気温を観測するなんてことも珍しくないですね。
それはベトナムでも同じことで気温が高い日々が続いています。
そうなるとエアコン使用による電気使用料は増加し需要過多となっています。
2つ目は発電量の不足です。
これも地球温暖化の影響の1つとも言えますが、今ベトナムではダムの水位が低下し、水力発電がほとんど機能しておりません。
ニュースでも大きく取り上げられています。
他にも火力発電も一部不具合発生のため発電ができていないところもあります。
つまり需要、供給ともに深刻な問題があり各地で停電が発生しているのです。
各地での停電事情
ニュースで取り上げられたりすることもありますが、ハノイで生活していると色々な所で停電の話題はつきません。
例として私が聞いた各地の停電について紹介します。
ホアンキエム地区の昼間の停電
ホアンキエム地区と言えば、旧市街地の辺りでハノイの観光と言えばホアンキエムというような場所です。
そんな場所ですが、お昼の12時頃確か4時間ほど(10時~14時)というような時間で計画停電が実施されました。
商業施設は言うまでもなく、病院などももれなく停電になったそうです。
計画停電と言っても、告知されたのも当日朝もしくは前日の夕方や夜といった、突然とも言える計画停電の実施です。
コウザイ地区の停電
こちらもある時突然、2時間程停電になりました。
計画停電とありますが、実際は計画性はほとんどなく、状況がひっぱくすると当日の朝になって「今日はこの地区を停電にします。」と連絡があったと聞きました。
工業団地の停電
ハノイ市中心、郊外に限らず各地で計画停電が実施されています。
例によってここでの停電も前日に知らされ、当日は朝から夜までずっと停電なんてこともあるようです。
私の知り合いで工場案内をするアポイントがあったそうですが、なんとアポイント日の前日夜に計画停電が実施されることか知らされることがありました。
翌朝お客さんに工場が停電になってしまうことを伝え、結果的には停電の最中、担当者のみが会社に出向き、機械は無稼動かつ無人の状態で会社案内をしたそうです。
ハナム省での停電
取引先の会社から計画停電してますという話を聞きました。
内容は「月曜日、火曜日は停電により営業停止で、代わりに日曜日を営業日とする」でした。
工業団地内では電気の使用料を分散させるため、このように月曜日稼働分を日曜日にずらすパターンはよくあります。
ですが、1週間経ってみるとこちらの会社さんは月、火だけでなく追加で木曜日も停電による営業停止があっただとかで、計画停電も全く計画通りにいきません。
さいごに
私が知るところは主にハノイの事情ですが、どうやらホーチミンの方でも計画停電が実施されているような話を聞きます。
日本に住んでいる時は停電とはほぼ無縁の生活をしていたので、初めて身をもって電気のひっぱくした状況を体感しています。
ちなみに自宅の停電ですが、不定期に数十分単位で発生しています。
おそらくマンションの管理システムの方で部屋の電気を止めることがされていると思われますが、相変わらず停電の告知は一切ありません。
停電を実施するのは致し方ないこととしても、せめて計画を立てて実施して欲しいと思うばかりです。
ではでは🇻🇳
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