ベトナム人彼女との生活

ベトナム人と付き合うようになって経験したことを発信していきます

会社のベトナム語表記

こんにちは、takeです。

 

最近ベトナム語学習を再開しました。

単語帳を見開き1ページ覚えるといった勉強になりますが、毎日続けられるよう努力しているところです。

ベトナム語学習の全盛期は社会人1年目でした。まだ、彼女と付き合う以前の頃でしたが、特別に熱中することがなく暇を持て余していました。そこで、時間を浪費しても仕方ないと思い、ベトナム語に力を注ぎました。平日の仕事から帰った後に1時間程度、休日には喫茶店に足を運び2時間くらい勉強することもありました。

今となってはそんな時間がなく、結果的にサボってしまっていました。しかし、今回思い立って勉強を再開しようと意気込んでいるtakeでございます。

 

さて本記事の話題は私の会社にある掲示物のベトナム語表記についてです。

約1年ほど積み重ねた私のベトナム語能力から疑問に思ったことがあったので、その疑問について紹介していきます。

 

立ち入り禁止のベトナム語とは

 私が疑問に思ったベトナム語表記は「立ち入り禁止」の表示についてです。

 

私は工場で働いているのですが、工場内にはロボット設備があり、その中に入ることはオペレーター以外は禁止となっています。そして、そこには立ち入り禁止の看板が設置されております。

 

 

そして看板には日本語とベトナム語が記載されています。

私はそのベトナム語に疑問を感じました。

 

立ち入り禁止

Không được vào

 

Không được vào 解説

このベトナム語における各単語の解説をしていきます。

Không :否定を表す 英語でいうnot

được :可能を表す 英語でいうcan

vào :動詞で「入る」という意味 英語でいうenter

これらの知識から「入ることができない」と直訳できるでしょうか。

 

この表記の疑問点

 

では私は何において疑問持ったのでしょうか。一つずつ紹介していきます。

 

まずは文法について。

可能を表す「được」は基本的に動詞の後や目的語の後に付きます。しかし、Không được vàoを見てみると動詞「vào」の前についています。ここが一つ目の疑問点です。

参考書を見ると動詞の前にđượcを置くことはありません。現実問題使っても問題は無いのでしょうか。

 

次の疑問点はそもそもの意味について。

もし「立ち入り禁止」の代わりに「入ることができません」と表記されていたら違和感を感じませんか?

本来ここには不可能を表す文ではなく、禁止を表す文がくるのが適当です。

ベトナム語にも禁止を表す表現があります。

Đừng :禁止を表す表現で、話し言葉で用いられる

Cấm  :禁止を表す表現で、書き言葉で用いられる

 

つまり今回のような看板に「立ち入り禁止」をベトナム語で書く場合には「Cấm vào 」としなければなりません。実際にべトナムの街を歩くとCấm から始まるいろいろな禁止表記を見ることがあります。

 

ここまでくると疑問点ではなく、もはや表記に対する指摘になっていますね(笑)。

 

Không được vàoの裏事情

ではなぜこのような間違った表記が生まれたのか、思い当たるところがあったので調べてみます。

google翻訳に日本語からベトナム語に訳してもらいました。

立ち入り禁止 → Không được vào

これですね。google翻訳をそのまま使ったことによる失敗です。

google翻訳を安易に使うと間違った表現になることがあるので注意しなければなりません。

 

※現在(2019/12/01)翻訳すると何があったか分かりませんが「Không xâm phạm」と訳されます。

 

彼女の見解

彼女にこの件について意見を聞いてみました。

すると想定外の答えが返ってきます。

彼女「どちらでも意味はだいたい同じですから大丈夫ですよ。」

 

 

そんな細かいことを気にするのは日本人だけということでしょうか(笑)。

ベトナム語を勉強して正しい知識を覚え、間違いを見つけてどや顔のtakeでしたが、彼女の一言でどや顔していた自分が少し恥ずかしく感じました。

 

さいごに

今回の記事で私が一番伝えたいことはgoogle翻訳を信用しすぎないで欲しいということです。これはgoogle翻訳を否定するわけではありません。私自身普段から利用していますし、とても便利なツールだと思います。

しかし、何の考えもなしにgoogle翻訳で訳した文章を看板表記に使うのは違うと思います。今回は意味が通じる程度の間違いですが、時には全く意味の分からない文章になることもあるでしょう。

 

ではでは🇻🇳