こんにちは、takeです。
ベトナムは日本と比べて家族を大切にする文化があります。
具体的に言うと、自分と両親や兄弟との壁がほとんどないと言ってもいいほどにお互いがお互いに関わりあっているといった感じです。
日本でも親子という関係は赤の他人と比べれば遥かに強く結ばれています。それでも子供は大人へと成長していくのに伴い自立をしていく、すなわち子供ならば親離れ、親ならば子離れをしていくのが一般的かと思います。
ご存知の通り、親離れ子離れというのは親子の関係が疎遠になるという意味ではありません。このことは子供が立派に成長し、一人前の成人になった事を意味するわけで、むしろ褒めるに値することかと思います。
しかし、ベトナムはそうではありません。お互いを大切に思い合うと言えば聞こえはいいですが、言い換えるとお互いに依存し合っているといった表現がしっくりくると私は思います。
今回の記事ではタイトルにあるように、「ベトナムのお金の貸し借り問題」について紹介していきます。
この貸し借り問題を扱うにあたり、この依存し合っているという関係性がポイントとなります。
あくまで私個人の考え及び体験に基づいて記事を書いているので、1つのコラムとして見ていただければ幸いです。
以下、私が実際に直面したお金の貸し借りを紹介していきます。
弟と弟の彼女への帰国費用
1つの目は妻の弟と弟の彼女へお金をあげた話です。
最初に言っておきます。
これは妻が弟にお金を貸したのではなく、あげています。金額は15万円です。
事の詳細はプライベートに関わる問題なので、ここでは伏せておきます。機会があればこの時のこともブログで紹介したいと思います。
事の大まかな内容はというと、義弟がベトナムへ帰国するための費用がないと妻に連絡し、15万円を貸して欲しいと言ったのです。
加えて義弟の彼女にも帰国費用がないため、2人分の帰国費用を貸してほしいと言うのです。
当時、妻には15万円という貯金はなかったので、妻から私に電話がかかってきました。
妻「弟がベトナムに帰れないから15万円お金を貸してください。」
いきなり妻からこの内容の電話がかかってきたので、何事かと思いましたね。
義弟が日本でどのような生活をしていたかはある程度知っていましたが、突然帰国すると話した上にお金がないとの相談をされたのです。
ひとまず費用の援助をするしないの前に状況確認をしようと思いました。
私としても状況が分からない中でお金は貸せませんし、ましてや15万円という金額なので慎重になります。しかし、私が少しお金のことで躊躇したことに妻は腹を立て相談の電話は切られました。
その後、なんとか話はまとまり妻が義弟にお金を渡すということで、私から7万円程妻にお金を貸し、義弟には妻から15万円を渡す運びとなりました。
後日私は妻からお金を返してもらいましたが、同棲生活を始める直前の出来事だったので、そこの金銭のやり取りは大きな問題ではありませんでした。言うまでもなくお金を受け取った義弟から15万円のお金が戻って来る見込みは全くありません。
少し付け足すと、その時は同棲を始める直前のタイミングでして、家具や家電をそろえなければなりませんでした。他にも賃貸の初期契約費用もあり、トータルでは30万~40万円ほどの出費がありました。しかしその負担は全て私だけの支払いになったのです。
妻にお金がないことは知っていたので、費用の支払いに関してはもともと期待はしてませんでした。ただ弟に15万円を貸せるなら、初期費用の一部を出してくれてもいいだろうというのが私の中の本音でしたね。
この件に関してはもう諦めているのでもういいのですが、今後このようなことは絶対にさせないと心に決める瞬間となりました。
この件の驚くべきことは妻が実の弟にお金を渡すことまでは百歩ゆずって良しとして、なぜその恋人にまでお金を提供しなければならないのか。まだ結婚すらしていないところにどうしてそんな大金を出せるのか、その神経が私には理解できませんでした。
弟の出稼ぎのための準備金
2つ目もまた義弟のためのお金についてです。
内容は義弟が海外に仕事に行くために準備金が必要とのことでした。
こちらは妻の両親から電話が妻宛てにかかってきたのです。
金額は100万円。
返事はNOです。
誰がなんと言おうとNOです。
私に100万円の貯金があるかないかと言われればあります。
大卒4年目の社会人ですので、100万円くらいの貯金はありますよ。そうでなきゃ結婚なんてできないでしょう。
でもそんなお金を貸すことなんてできません。
日本人にとって100万円の貯金があるからと言って、「私はお金持ち」と思う方はさすがにいないでしょう。しかし、ベトナム人からすればすごいお金持ちと考えられているのかもしれません。
真相は聞いていませんが、妻に私の貯金額を教えたことがこの件の要因になった可能性があります。仮に妻が義両親に貯金額を教えてたとしたら、義両親は私がお金持ちだと勘違いしているのかもしれません。
義両親には貸せない理由として、私には200万円の借金があると伝えておきました。別に借金があることは嘘ではないので後ろめたい思いはありません。しかし、それでも義両親は私の対応をよく思っていないようでした。
実際に義父は「もしベトナム人だったら貸してくれるのにな」と妻に言ったそうです。
この件に関しては妻もお金がないという現実を理解してくれたので、私の味方になってくれました。
ちなみに私の借金というのは奨学金のことでして、日本で大学に通っていた人であればそこまで珍しい話ではないかと思います。
叔父の生活の支援
3つ目は妻の叔父へのお金の援助についてです。
大まかな内容は義叔父がバイクで交通事故を起こし、相手をケガさせたうえに本人のケガもひどいようで働くことができなくなったというのです。
そして私の妻にお金を支援して欲しいと連絡が来ました。
金額は1万~5万円ほど、できる範囲でいいからお金を援助して欲しいとのことでした。
この話は直接私のところには来ませんでしたが、妻がお金を払おうと私が払おうと正直そこは同じなので、こちらの話も困ったものです。
今のところお金の支援はしていませんが、妻は2万円程はお金を送ると言っています。
これはベトナムの文化だから仕方がありませんとの一点張りです。
さいごに
正直今回の記事はブログに載せるかどうか迷った内容でした。
妻ともかなり言い争いもしましたし、お金に関する問題なので内容もかなり深刻なことだと思います。
しかし、私のブログのコンセプトは日本人×ベトナム人カップル、日本人×ベトナム人夫婦について扱っています。
そんな中私が体験した楽しいことや面白いことだけでなく、悪い側面も読者のみなさんと共有したいと思い、今回記事を書きました。
本ブログは実体験をもとに作成しており、今回ももちろんノンフィクションです。
衝撃的な内容と感じる方もいると思いますが、全て事実です。
もしパートナーがベトナム人である場合は気をつけておいて損しない内容かと思います。
今回は暗い話題となりましたが、相変わらず妻とは楽しく幸せに過ごしておりますのでご心配なさらずご安心くださいませ(笑)。
ではでは🇻🇳