ベトナム人彼女との生活

ベトナム人と付き合うようになって経験したことを発信していきます

韓国へ出稼ぎ目的の留学生の不法滞在

こんにちは、takeです。

 

ベトナム人あるある、というか少なくとも妻の出身地域ではよくある話をしたいと思います。

本記事の情報源は妻から聞いた話になりますので、100%真に受けては欲しくないと思う一方で、こういった人が一定数いるんだという事実を知っていただきたいと思い記事を書いております。

 

今回の記事の一番のブラックな内容である不法滞在について、まず話をしていこうと思います。

不法滞在について

不法滞在とは、在留資格を保有することなく入国または滞在すること状態のことを指します。

パスポートを偽造して入国することや船になどに隠れて密告するなどは不法入国による不法滞在です。

そしてもう一つの不法滞在が在留期限を過ぎても出国せずに滞在を続けるいわゆるオーバーステイです。

本記事で問題として取り上げる不法滞在はこのオーバーステイになります。

 

オーバーステイというと以前に下記の記事を書いたことがあります。

www.camonvietnam.work

 

オーバーステイにより入国管理局に捕まった妻の知人の話です。

記事では知人と濁してありますが、実情は妻の実の弟の話でした。

妻の弟は技能実習生として日本へ入国したのち、在留期間を超えて日本で生活をし、最終的には入国管理局に捕まります。

そして義弟には帰国費用がなかったためその費用を妻が負担をするという、まったく他人事ではない話だったりするわけですが、、、。

しかも妻と結婚する数週間前というタイミングでしたので、不信感が急速に上昇したりもしましたね。

そんな事があったので、オーバーステイというのは私にとっても身近な話となっています。

 

韓国へ出稼ぎする留学生

最近ベトナムの田舎では、出稼ぎ先の候補地は日本よりも韓国が良いそうです。

全て妻から聞いた話をもとに記事を作成してますので、正確ではない部分があると思いますが、韓国へ出稼ぎ目的で留学している人はこのような認識でいる可能性があると思ってもらうといいかもしれません。

 

比較対象が日本にはなってしまうのですが、日本ではなく韓国を選ぶ理由は複数あります。

それは、就労に制限がない、給料が高い、オーバーステイがしやすい、といったところが注目ポイントです。

いろいろとおかしなことが書かれていますが、順番に話をしていきますね。

まず就労に制限がないということについてですが、日本の留学生には就労制限(週28時間以内)があります。

つまり日本は稼ぐにしても上限があるということですが、韓国にはそれがないのだとか(日本のサイトで少し調べてみると実際は週10時間、20時間という制限はあるようです。おそらく日本よりルールの厳守が甘いという意味だと思われます)。

次に給料が高いことについて調べてみるとは、平均給与という側面ではやや韓国が上回っていますが、最低賃金というところではそこまで大きな差はないようです。

しかし、昨今の円安の影響もあり、日本円→ベトナムドン、韓国ウォン→ベトナムドンに換算すると韓国の方が優勢になっている傾向があると言えるでしょう。

そして最後のオーバーステイがしやすいことについては、妻曰く日本より韓国の方が捕まりにくいそうです。

どんな根拠があるかは分かりませんが、そういった認識がベトナム人界隈の一部では少なくともあるようです。

 

出稼ぎ留学生のオーバーステイ

韓国へ留学に来た留学生がどのようにして留学を始め、いつしかオーバーステイとなり、最終的にどうなっていくのかについて話します。

 

まず、出稼ぎが第一の目的とは言え、最初は正規の方法で留学を始めます。

ベトナム国内で留学のための勉強をして、韓国へ行く準備をしますが、留学のための勉強をするにも、まずはハノイ等の都市部に出向き必要があり、そこでは3~4か月寮生活をして語学勉強を進めます。

そこで卒業をしてかつ留学生の受け入れ先とマッチングすると晴れて留学をすることができるようになるのです。

妻の出身地域では出稼ぎのための留学というのが当たり前で、近所の友達と一緒に留学をすることが多い傾向にあります。

妻自身も日本へ留学するときは地元の友達複数人と勉強をして日本にやってきてます。

あと留学(出稼ぎ)のため借金をするというのも一連の流れに含まれているのが現実です。

出稼ぎ目的の留学の場合、ハノイでの語学勉強+出国費用等は全てお金を借りていることがほとんどで、その費用は留学先で働いたお金で返済することになります。

そのため、留学生はまず借金を返すことに一生懸命になり働くわけですね。

ベトナムは金利が高いので返済に時間がかかればかかるほど費用負担が大きくなるので、彼らは無理をしてでも働こうと考えるようになっています。

 

そのような背景がありながら、韓国へ来た留学生は勉強をしながらアルバイトによる出稼ぎ生活を始めていきます。

留学生なので、当然学校へは通い最低限単位の取得は必要となるのですが、彼らはそんな中月に20万~30万円ほど稼ぐみたいです。

時給1500円で月20万円の稼ぎで計算しても月に133時間となるので、いかにアルバイトばかりしているかが分かるかと思います。

しかし、いくら若いと言えど、学校に通いながらここまで働くというのは大変でして、行きつく先が学校を辞めて働くことに全ぶりする生活です。

留学生である以上、ビザの要件は学校に通う(単位を取得する)ことにあるので、学校を辞めることはビザが失効することを意味します。

しかし、先述したようにオーバーステイのハードルが低く、学校に行くのを辞めてひたすらアルバイトをする生活に変わっていきます。

やがて在留期間が過ぎ、オーバーステイの状態で過ごすことになります。

 

その後ある程度稼いだ後、帰国したくばなったら自らオーバーステイであることを申告しベトナムへ帰還するそうです。

帰国費用さえあれば特に苦しむこともなくすぐに帰国できとのことです。

 

さいごに

繰り返しになりますが、本記事の情報源は妻から聞いた話を元に作成しています。

正しいこと、正しくないこと等あると思いますが、実情はこのような認識のもとオーバーステイが横行しているわけです。

一般的な日本人であればこのような認識、感覚に陥ることは少ないと思います。

ただベトナムの田舎(妻の出身地域)では当たり前のことなのが現実です。

 

国際結婚をしたところで、このような日本人とベトナム人の感覚のギャップはいつまで経っても理解し合うことはできないなと私は思っています。

 

ではでは

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