こんにちは、takeです。
今回はベトナム人と国際結婚をするときの手順をまとめていきたいと思います。
国際結婚と聞くと普通の結婚と何が違うのかなとは思いつつも、実際に何がどう違うのか知っている方は少ないかと思います。
実は国際結婚と一口に言っても、どこの国の人と結婚するか、カップルがどこに住んでいるのかによって状況は異なってくるため、国際結婚は非常に複雑なのです。
本記事では、日本に住んでいる日本・ベトナムカップル向けにどういった手順を踏んで結婚手続きをしていけばいいのかを紹介していきます。
国際結婚手続きの全体像
まずは国際結婚の手続きの全体像を見ていきましょう。
分かりやすくするため4つの段階に分けます。
①婚姻要件具備証明書の取得
②日本の役所へ婚姻届けの提出
③ベトナム大使館へ結婚証明書の提出
④配偶者ビザの申請
単純に結婚をするという話であれば、②の婚姻届けの提出というところで話は完了しています。しかし、結婚後も日本で生活することになる場合、配偶者ビザの取得までが国際結婚手続きにおけるゴール地点と言えるでしょう。
①婚姻要件具備証明書の取得
婚姻要件具備証明書とは、外国人が外国人の本国において結婚の要件を満たしていることを証明する書類です。
本書類は婚姻届けを提出する際に必ず求められる書類の一つであるため、国際結婚をするにあたって最初に準備をするべき書類なのです。
婚姻要件具備証明書は東京ベトナム大使館、大阪ベトナム領事館、福岡ベトナム領事館の3カ所のみで発行されています。
発行には直接大使館へ出向く方法と郵便を使い申請する方法があります。
どちらにせよ、事前に大使館へ問い合わせ(電話、メール等)をし、発行に必要な書類を確認することが望まれます。
下記記事では必要な書類について紹介しているので参考にしてみて下さい。
②日本の役所へ婚姻届けの提出
提出する婚姻届けは日本人同士が使用するものと変わりません。
ただベトナム人であるが故に、名前の記入の仕方や本籍は何と書けばいいのかなど、迷う点がいくつもあると思います。
下記記事ではそんな婚姻届けの書き方についても紹介しているので、婚姻届けの提出を考えている日越カップルの方は参考にしてみて下さい。
上記記事を見てもらうと分かると思いますが、国際結婚では必要な書類が多岐にわたります。
手順①で紹介した婚姻要件具備証明書(原本と日本語訳)、ベトナム人パートナーの出生証明書(原本と日本語訳)など、日本人との結婚の場合には知る由もない物ばかりです。
またベトナム語の原本のままでは受理されないので、ベトナム語の書類は翻訳をする必要もあるのです。
③ベトナム大使館へ婚姻受理証明書の提出
この手続きは「ベトナム国」へ日本で結婚をしたという報告をする意味合いがあります。
また、この手続きをしなければ配偶者ビザを申請するための書類が揃わないので、婚姻届けを提出したら併せて行う必要のある手続きです。
婚姻要件具備証明書の手続きと同様に、東京大使館もしくは大阪、福岡の領事館のみで扱っている業務となっており、直接出向くもしくは郵便によって申請することができます。
必要な書類についても大使館もしくは領事館へ問い合わせをするのが常套手段です。
下記記事ではこの手続きについて紹介をしています。
④配偶者ビザの申請
①~③の手続きを終えると、やっと配偶者ビザの申請にたどり着きます。
手続きをしたことのある方であれば、ここにくるだけでもかなり大変だったなという感想を持っていると思います。
本記事だけを見ると一見そんなに難しくないと感じるかもしれませんが、①~③の各手続には時間もお金もしっかりととられます。
しかし、大変なのはここからです。
配偶者ビザの申請は今回紹介した四つの手続きの中で、一番時間のかかる手続きなのです。
人にもよると思いますが、配偶者ビザの申請から受理までには2ヶ月~3ヶ月かかると言われており、実際に私たちは3ヶ月の期間を経て、無事配偶者ビザの申請が通った形となりました。申請をするも、追加資料の請求の手紙が何度も届き、一筋縄ではいかない手続きとなりました。
配偶者ビザの申請については下記記事で詳しく紹介しています。
さいごに
ベトナム人との国際結婚手続きの流れを紹介しました。
詳細については各リンク記事を見て頂けるとよく分かると思います。
また各手続きの注意点や書類の書き方、さらには翻訳の仕方等も記述しているのでうまく利用して頂けるといいかと思います。
ただ少し注意点があります。
それは私が紹介している情報は2020年に行った手続きの内容となります。
国際結婚の手続きはその時々によって変化がよくあるようです。そのため本記事の内容(一年前の情報)が必ずしも全て正解であるとは言えなく、実際に手続きを行う際は最新情報を仕入れる必要があります。
①③の手続きであれば、ベトナム大使館・領事館に問い合わせ
②の手続きであれば、手続きをする役所に問い合わせ
④の手続きであれば、入国管理局に問い合わせ
国際結婚は大変な部分もありますが、国際結婚でしか味わえない貴重な体験だと思って乗り越え、そして幸せをたくさん掴んで欲しいと思います。
ではでは🇻🇳
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