こんにちは、takeです。
ベトナム駐在の話が決まり、準備のひとつとして予防接種を始めました。
私が受けた予防接種については下記記事でまとめてます。
ベトナムに行く場合に推奨されるは全て受けたので、興味のある方は参考にしてみて下さい。
記事を見て頂くと分かるのですが、予防接種の種類はとてもたくさんあり、衛生的に優れている日本では聞き馴染みのないものも多いかと思います。
今回はその中でもB型肝炎について取り上げます。
B型肝炎に注目することには理由がありまして、それは私と妻が予防接種を進めていく中で問題が発生したのです。
そんな話も交えて進めていきたいと思います。
ベトナムとB型肝炎
ベトナムでは実に5人に1人かB型肝炎感染者と言われています。
B型肝炎は血液や体液を介して感染するので、人から人へ感染が広がる特徴があり、母子感染や性行為等により、家族間で広がることが多いそうです。
B型肝炎の症状は大きく二種類に分けられます。
それはB型急性肝炎とB型慢性肝炎です。
急性感染では、感染後潜伏期間を経て黄疸や倦怠感などのいわゆる肝炎の症状が出ます。
変わって慢性肝炎はというと、数年から数十年間は肝炎の症状はありませんが、B型肝炎ウイルスは体内に排除されることなく共存しいている状態(無症状キャリア)になっています。
一見無症状なのであまり気にすることがないのかなと思うかもしれませんが、体内のリンパ球の働きによって肝炎を引き起こす可能性があります。
B型慢性肝炎の場合、症状がないだけに知らないうちに周りの人へ感染を広げている可能性があるのが怖いところで、加えて一度B型肝炎に感染するとウイルスを体内から完全に除去することはできなく、共存していくしかない運命となります。
妻のB型肝炎の検査
B型肝炎であるかどうかは血液検査をすることで明らかになります。
実は今回、妻の予防接種を進めるにあたり、妻はB型肝炎について検査を行いました。
先述したようにベトナムでは5人に1人がB型肝炎に感染しており、仮に感染してた場合はそもそも予防接種をする必要がありません。
そして残念なことに妻がB型肝炎のキャリアであることが発覚しました。
B型肝炎の検査の種類は下記の三種類です。妻の結果も記載します。
・HBs抗原検査(血液内にB型ウイルスがいるかどうか)
→陰性
・HBs抗体検査(B型肝炎の抗体があるかどうか)
→陽性
・HBc抗体IgG検査(過去にB型肝炎に感染していたかどうか)
→陽性
三つ目のHBc抗体IgGが陽性であるため、妻はB型肝炎の無症状キャリアであることが分かりました。幸いにもHBs抗原検査が陰性であることから血液中にウイルスがいないことが確認できているため、この時点において人へ感染させる心配はないとのことでした。
念のため私も同様の検査をしたところ、全て陰性とのことで私は感染はしていなく、ついでに抗体もまだできていないことが分かりました。この時点では一回目の予防接種を受けてから一か月経ったタイミングでしたので、抗体は不十分だったということです。
また息子に関しては検査は行っていませんが、妊娠時のHBs抗原検査が陰性であったこと、現在も問題ないことから母子感染の可能性はほぼないと考えられます。
今後、私はB型肝炎の予防接種を行い、息子も定期予防接種でB型肝炎ワクチン接種をしているので感染リスクは軽減できています。
無症状キャリアの経過観察
妻は無症状キャリアであるため、現在のところはとても元気です。
ですが、いつ症状が出るかは分からなく、一般的には加齢とともに(40代~50代ごろ)症状が出やすくなるそうです。また人によっては肝炎の症状がでることなく、一生を終える人もいるそうです。
では症状が出るまで何もしなくていいのかと言われるとそうではなくて、年に一回など定期的に血液検査(AST,ALT←肝細胞について)をすることで、肝臓の異常の早期発見をすることができます。
何事もそうですが、早期発見、早期治療が大切なので、血液検査による経過観察が重要になってきます。
さいごに
今回はB型肝炎について取り上げました。
私は専門家ではないので、大まかな概要として「ああそうなんだ」と思っていただければいいかと思います。
本記事は私が予防接種を受けた病院で聞いたことと下記サイトを参考にして作成しております。より詳しく知りたい方はご一読ください。
最近で一番衝撃的なことでした。
妻自身も周りの人に移しているかもしれないと考えナーバスにもなってました。
B型肝炎について調べてみると、ベトナムでは非常に流行っているとのことですので、ベトナム人パートナーのいらっしゃる方は一度検査をしてみるといいかもしれません。
あと、並行してB型肝炎の予防接種も進めてみてはいかがでしょうか。
ではでは
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