ベトナム人彼女との生活

ベトナム人と付き合うようになって経験したことを発信していきます

ベトナム語の一人称、二人称

こんにちは、takeです。

 

今回はベトナム語の学習記事を書きます。

実はブログ開設当初は頻繁にベトナム語についての記事を書く予定でした。そんなわけでブログ記事の3番目にはおすすめの参考書を紹介しています。

 

www.camonvietnam.work

 

ですが見てわかるように日常生活がメインのブログとなっていますね。

ブログのコンセプトは日本人×ベトナム人カップルの実情をお伝えすることなので、全然問題はありません。しかしベトナム語学習記事を書けていない理由が問題なのです。

その理由は至って簡単です。

現在ほとんどベトナム語の勉強をしてません。

みなさんに教えるだけの努力をしてないということです。

 

語学学習に限らずですが、毎日でなくとも継続して勉強することはとても大切です。「継続は力なり」という言葉があります。毎日5分でも10分でも小さな努力を積み重ねることは必ず結果に結びつきます。一日単語を5つ覚えるだけでも一か月で150もの単語を覚えることができます(人は忘れゆく生き物なのでそんな簡単な話ではありませんが)。

 

そんなわけで最近サボり気味のベトナム語学習を頑張ろうと思いまして、本記事を書いています。

 

ではいきましょう。

 

一人称、二人称

 日本語

一人称: 私、僕

二人称: あなた

 

 英語

一人称: I

二人称: you

 

一人称や二人称については語学を学ぶにあたって最初に覚えることの一つだと思います。英語を勉強し始めたときには、特に難しいこともなく普通に覚えることができたと思います。

日本語には上記の他にもへりくだった表現として「俺」「あたい」「おまえ」なども挙げられますが、今回は基本的な表現について紹介するので省略します。

 

ではベトナム語の一人称、二人称を何と表現するのでしょうか。

 

ベトナム語

一人称: tôi 

二人称: bạn

 

おそらくベトナム語を始めたときはこの二つの単語を覚えることになると思います。google翻訳を使用すると「私→tôi」、「あなた→bạn」と訳されます。

しかしこの二つの言葉はとてもフォーマルな表現となっており、使用する機会はあまりないのが実情です。使う場面の例を挙げると、面接など自己紹介のときやプレゼンを行う際の自分の考えを述べるときなどです。1対1で会話するときにはもっぱら使われません。

 

通常の会話では以下の表現が使われます。

 

一人称: anh、chị、em、chú、cô、con、ông、bà、cháu

二人称: anh、chị、em、chú、cô、con、ông、bà、cháu

 

急激に単語の数が増えましたね。

こんなにも覚える必要があるのかと思う方もいらっしゃるでしょう。しかしこれらはベトナム語会話においてとても重要な言葉です。これらの人称代名詞の使い分けは最初のうちに覚えることをお勧めします。

ただこの中でも使用頻度が高い単語は「anh」「chị」「em」の3つです。この3単語を覚えたら、その他の人称代名詞を覚えていく流れになります。

 

人称代名詞「anh」「chị 」「em」

見てわかる通り、上記に紹介した人称代名詞(tôi 、bạn は除く)は一人称にも二人称にもなりうる単語です。まずはどういった場合に一人称または二人称として使うのかを学びましょう。

単刀直入に説明すると自分と相手との年齢及び性別の違いによって使い分けをしています。

 

anhの使い方

一人称のanh:自分が男性で相手より年上の場合に使用

二人称のanh:相手が男性で自分より年上の場合に使用

 

「anh」という単語単体では「兄」という意味があります。つまり自分もしくは相手が年齢的に兄の位置になる場合に「anh」を使用します。

 

chịの使い方

一人称のchị:自分が女性で相手より年上の場合に使用

二人称のchị:相手が女性で自分より年上の場合に使用

 

「chị」という単語単体には「姉」という意味があります。「anh」と同様に自分もしくは相手が年齢的に姉の位置になる場合に「chị」を使用します。

 

emの使い方

 一人称のem:自分が相手より年下の場合に使用(性別による区別なし)

 二人称のem:相手が自分より年下の場合に使用(性別による区別なし)

 

「em」には「弟妹」という意味があります。正確に表現するなら、「em trai」が「弟」、「em gái」が「妹」です。「em」においても自分もしくは相手が年齢的に弟妹の位置になる場合に使用します。

 

 

 例文

基本的な説明は以上になります。

ベトナム語ではこのように相手の年齢によって一人称二人称を区別しています。英語では「I」「you」さえ覚えれば十分ですが、ベトナム語では「tôi」「bạn」だけでは語彙力としてかなり寂しいですよ。

 

①挨拶

年下:Chào anh.(おはようございます。)

年上男性:Chào em. Em khỏe không? (おはよう。元気?)

年下:Em khỏe. (元気です。)

 

②お店での注文

年下客:Chị ơi!! (すみません!!)

年上女性店員:Dạ. (はい。)

年下客:Cho em 1 bát phở. (フォーを1杯下さい。)

※店員と客の年齢が近い場合、店員はお客さんを「anh」「chị」で呼ぶことが多いです。立場的に店員<客と考えられることが理由です。

 

その他の人称代名詞

一人称、二人称の基本編は「tôi」「bạn」「anh」「chị」「em」までとなります。

さらに学習を進めるならば下記の人称代名詞も覚えるといいでしょう。

考え方は「anh」「chị」「em」と同じです。自分と相手との年齢差によってさらに使い分けがされます。

 

人称代名詞「chú」「cô」「con」

一人称

chú:自分が男性で相手が子供と同じ世代の場合に使用

cô:自分が女性で相手が子供と同じ世代の場合に使用

con:相手が親と同じ世代の場合に使用(性別による区別なし)

 

二人称

chú:相手が男性で親と同じ世代の場合に使用

cô:相手が女性で親と同じ世代の場合に使用

con: 相手が子供と同じ世代の場合に使用(性別による区別なし)

 

人称代名詞「ông」「bà」「cháu」

一人称

ông:自分が男性で相手が孫と同じ世代の場合に使用

bà:自分が女性で相手が孫と同じ世代の場合に使用

cháu:相手が孫と同じ世代の場合に使用(性別による区別なし)

 

二人称

ông:相手が男性で祖父母と同じ世代の場合に使用

bà:相手が女性で祖父母と同じ世代の場合に使用

cháu:相手が孫と同じ世代の場合に使用(性別による区別なし)

 

一人称、二人称の使い分けをまとめて紹介しました。

何を基準にして使い分けをするかが分かっていただけると幸いです。

 

さいごに 

今回の記事では年齢の違いによる人称代名詞の使い分けを紹介しました。

種類が多いので覚えるのには少し時間がかかるかもしれません。私は「anh」「chị」「em」まではすぐに覚えましたが、その他の表現はしばらくほったらかしでしたね(笑)。

学習の順序は人それぞれなのでみなさんも気が向いたときに覚えてみてはいかがでしょうか。

 

ではでは🇻🇳